〈ローカス〉誌最新号より

パオロ・バチガルピは第一長篇 Ship Breaker をリトル・ブラウンブックスに売った。 ンネディ・オコラフォア=バッチュは、次の本からンネディ・オコラフォアに改名する。今年の2月に離婚したことに伴うもの。 フォーブス誌によると世界でもっとも収入のある…

京フェス2008合宿企画

「海外SF情報収集法概説――世界SF情報の書き方入門」で用いたパワーポイントをアップロードしました。http://www.fan.gr.jp/~hosoi/kyofes2008_SFnews.pdf

暗黒星雲賞

企画部門: 手作りプラネタリウム ゲスト部門: トニーたけざき コスチューム部門: なっちゃん 自由部門: 4階への階段 幸運部門: おおさこけんいちろう(漢字不明)

センスオブジェンダー賞

大賞: 辞退

第39回星雲賞発表

第47回日本SF大会〈DAICON7〉の席上にて第39回星雲賞が発表された。受賞作は以下の通り 日本長篇:有川浩《図書館戦争》シリーズ(アスキー・メディアワークス) 日本短篇:野尻抱介「沈黙のフライバイ」(同題短篇集所収(早川書房)) 海外長篇:ジェイ…

ヒューゴー賞決まる

デンヴァーで開催中の世界SF大会の席上でヒューゴー賞が発表された。受賞作は以下の通り。なお、セミプロジン部門は今回限りで廃止される。 長篇:マイクル・シェイボン The Yiddish Policemen's Union(初受賞) ノヴェラ:コニー・ウィリス "All Seated on…

インフィニット・マトリックス久々の更新

アイリーン・ガンが編集するウェブジン〈The Infinite Matrix〉が2年ぶりの更新。ドクトロウの短篇再録はともかくとして、セルビア人作家Jasmina Tešanović (ちなみに夫はブルース・スターリング)とウクライナ人作家Yanna Dubinianskaの短篇各1本が掲載され…

《時の車輪》の完結篇

ロバート・ジョーダンの逝去により未完に終わると思われていた《時の車輪》の完結篇だが、ジョーダンの遺したノートを元にブランドン・サンダースンが完成させることになったとか。http://sfscope.com/2007/12/sanderson-to-complete-wheel-of-1.htmlこの前…

テリー・プラチェット

アメリカのSF blog SF Signalから。テリー・プラチェットが若年性アルツハイマーと診断されたことをファンサイトで告白した。

スティーヴン・ホーキングの児童書SF

表題の本に関しては、たしか以前の世界SF情報で書いたのですが、早くも邦訳されるとのこと。娘のルーシー・ホーキングとの共著(娘さんはジャーナリスト・小説家。英語版のwikipedia)。で、bk1で先行予約がはじまったようです。 http://www.bk1.jp/product/02…

ストロスの日本旅行記

〈Novacon 37〉のプログラムブックに掲載されたチャールズ・ストロスの日本旅行記が氏のブログに転載されています。http://www.antipope.org/charlie/blog-static/2007/11/japan_some_impressions.html

ウェン・スペンサー『ようこそ女たちの王国へ』(ハヤカワ文庫SF 赤尾秀子訳)

主人公ジェリン・ウィスラーは見目麗しい15歳の少年。婿入り前の男子として、一家の家事を切り盛りする生活を送っていた。ある日、ウィスラー家は襲撃された王女姉妹の一人オディーリアを助ける。彼女を捜して、家を訪れた長姉レンセラーと恋に落ちるジェリ…

ハヤカワ・ロボットSFショート・ショートコンテスト受賞作

アキバロボット運動会2007の席上にて発表されました。受賞作は http://blog.akiba-guide.com/?eid=862588 の中段の記載によると 最優秀賞「その手を離さないで」斧野ミルコ著 次席が3篇で(順不同)、 「ライアンの尻尾」江沼エリス著 「ガーディアン」久道進…

京フェス2007レポートリンク集

いつものごとく http://www.kyofesreport.info/index.cgi/kyofes2007

京フェスレポート(速報版)

この辺はもっと詳細なものを作るかも知れませんが。本会は1,3,4コマ目に参加。『円城塔自己言及式インタビュー』 円城塔は頭良すぎ。ええっと、考えていることを含めて世界トップクラスの新人だと改めて思った。「Your Heads Only」の構造ネタは気付けなかっ…

違和感がある記事

野尻ボードの記事。うーん、ぼくならイーガンじゃなくてイアン・マクドナルドを薦めると思います。そもそも、そんな子がいたらぼくよりももっと他のバイタリティある若い人が(以下略)

今日の追加

海外SF系サイト更新時刻にeFanzines.comを追加しました。SFファンジン専門サイト。

ヒューゴー賞投票数について

Science Fiction Awards Watch(以下SFAW)で投票数が少ない傾向にあるという議論が巻き起こっている。ということで、ここ数年の投票数を調べてみた。右のグラフの通り、投票数は長篇では明確に低落傾向にある(ここのところ北米外の開催が多いというのも考えら…

アーサー・ブラッドフォード『世界の涯まで犬たちと』

小川隆訳。角川書店刊。犬と不具と世界に違和感がある人々の短篇集。その三つが全部か、あるいはうち二つが組み合わさった話が14篇収められている。どの作品も、何かが起こる場合も起こらない場合も淡々とシュールリアリスティックな情景が描かれていく。ど…

海外SF系サイト更新時刻追加

Science Fiction and Fantasy Editor Wikiを追加。ヒューゴー賞長篇編集者部門の参考資料でもあるようです。編集者とその担当書の情報wiki。

最近の海外SF情報源

webファンジン Emerald City で名を馳せたシェリル・モーガンとケヴィン・スタンドリーが立ち上げたSF情報サイト Science Fiction Awards Watch が猛烈な勢いで情報を更新しています。今回のヒューゴー賞の評判や、英語圏以外のSF賞情報も読めます。オススメ

来日SF作家/編集者などのblogエントリ

とりあえず列記パトリック・ニールセン・ヘイデン http://nielsenhayden.com/makinglight/archives/009328.html#009328チャールズ・ストロス http://www.antipope.org/charlie/blog-static/2007/08/brief_hiatus.htmlギャヴィン・グラント http://lcrw.net/w…

京フェスレポートリンク集

表題を作りました。 http://www.kyofesreport.info/index.cgi/kyofes2006

京フェスで企画やります。

11月11日〜12日に開催の京都SFフェスティバル合宿で企画やります。お誘い合わせの上参加頂ければ幸いです。『2006年度ベスト海外短篇は何だ』出演/香月祥宏、林哲矢、福永裕史、細井威男 今年度(*)も100篇近い作品が新たに紹介された海外短篇。そんな作品の…

2006年ヒューゴー賞決まる

カリフォルニア州ロサンゼルスで開催中のL.A.ConⅣの席上にて2006年ヒューゴー賞が決まった。受賞作は以下の通り《長篇部門》 ロバート・チャールズ・ウィルスン Spin 《ノヴェラ部門》 コニー・ウィリス "Inside Job" 《ノヴェレット部門》 ピーター・S・ビ…

星雲賞

星雲賞が決まったようです。結果は以下の通り 〈日本長編部門〉新城カズマ『サマー/タイム/トラベラー』(ハヤカワ文庫JA) 〈日本短編部門〉小川一水「漂った男」(『老ヴォールの惑星』(ハヤカワ文庫JA)所収) 〈海外長編部門〉グレッグ・イーガン『ディアス…

日高トモキチ『みぞれの教室』(角川書店)

日高トモキチ約10年ぶりの単行本は、ストレートで、かつ端正にまとまった青春まんが(ファンタジックな要素あり)。上品にすぎていまいちフックに欠けるのがちょいと残念。いや、空白の使い方や描かない描写の上手さはさすがなんですが。みぞれの教室 (ドラゴ…

西村しのぶ『メディックス』(小学館)

1990年から1992年にかけてビックコミックスピリッツに不定期連載され未完のままに出版された本作は、神戸の医学生を描いた作品。といっても、西村しのぶは何を描いてもだいたい同じ感触になってしまう作家なので、特に医学生ネタといっても何が違うというわ…

石黒達昌『冬至草』

ハヤカワSFシリーズJコレクション新刊。 現役の医師でもある石黒達昌は「文學界」などの純文学誌を中心に活動する作家。本作品集には広い意味での医学を扱い、濃密な死の匂いと共に科学の営みを静かに描いた作品群が収められている。「希望ホヤ」(SFマガ…

チャールズ・ストロス『シンギュラリティ・スカイ』

21世紀半ば、究極のAI〈エシャトン〉が出現し、ワームホールによって地球人の9割が銀河の数々の星へ強制転移させられてから2世紀が過ぎた未来。東欧・ロシア・ドイツの保守的な人びとが集中的に移された星では、通信やテクノロジーの発展が厳しく制限され…