アレステア・レナルズ『啓示空間』

というわけでover 1000ページのこれはいつのアフタヌーンですか?と言いたくなるような文庫本を読み終えた。

いや、これはいい部類のSF。よく立っているキャラのかけあいで読ませながらも、かなり大ネタのSF的アイディアを生かすためのストーリーもしっかり考えられていて、生きた話になっている。ただ、問題はむちゃくちゃ長いところ。でも、特に水増しされているような感じじゃないのでそこはそれ。今年の海外ベスト5には入れる方向で。

尺八で人を殴る虚無僧サイボーグも出てくるので、変な日本人キャラマニアにもおすすめだ。

啓示空間 (ハヤカワ文庫SF)

啓示空間 (ハヤカワ文庫SF)