2006-06-07から1日間の記事一覧

ジョナサン・キャロル『パニックの手』(浅羽莢子訳 創元推理文庫)

表題を読み終えた。帯の傑作短篇集は嘘ではない。個人的に最も凄みを感じたのは、なんでもきれいに片づけてしまう掃除婦の真の姿、また世界の成り立ちを描いたノヴェラ「おやおや町」。こういうネタで書かれた作品はあるけど、書き方と最後のひねり方はこの…