2005-01-01から1年間の記事一覧

英国SF協会賞

Locus Onlineで結果が発表されています。イアン・マクドナルドが受賞!http://www.locusmag.com/

ヒューゴー賞ノミネーション

ヒューゴー賞ノミネーションが発表されました。http://www.locusmag.com/2005/News/03_HugoNominations.html今年のワールドコンはイギリス開催のため、イアン・M・バンクスやチャールズ・ストロスなどイギリス作家の作品が揃っています。あー、イアン・マク…

(5)硼素:「フランシス、嘲笑の息子」

フランシスというコメディアンが目を覚ましたら、自分がラバになってホウ砂を鉱山から運搬していることに気付きました。しかも、他の23頭とは違って人語を話せます。昔の日々を思い出し愚痴を垂れるフランシスにカウボーイが語りかけました。よくよく話を聞…

(4)ベリリウム:「リッツほど大きな緑柱石」

宝石惑星では汚いものが珍重されるという話。価値観の逆転というSFではおなじみのネタ。しかし、ベリリウムとなぜこれが結びつくのかよくわからない。緑柱石絡み? http://www.scifi.com/scifiction/elements/beryllium.html

(3) リチウム:「神のためのリチウム」

リチウム塩は躁鬱病の薬であることを題材にした,躁鬱に悩む神の話.神のきまぐれな態度をネタにしてるところは小気味良いものの,オチはいまいちわからず. http://www.scifi.com/scifiction/elements/lithium.html

(2) ヘリウム:「火星のジェーン・カーター」

題名が示す通り,パルプもののパロディ.それ以上でもそれ以下でもないような. http://www.scifi.com/scifiction/elements/helium.html

Periodic Table of Science Fiction: Hydrogen

当面の目標としてマイクル・スワンウィックのPeriodic Table of Science Fictionを一つずつ読んでいくことにしてみた. まずは第一回目の水素.ヒンデンブルグ号の歴史改変ネタ.歴史を変えることについてのお話だけど,この短さではきついかな.0(+3−-1基準…

早川書房の刊行予定本

SFマガジン3月号のSFカレンダーから、刊行予定の本をピックアップしてみました。基本的に早川書房刊行予定のものしか入ってないのかな? ・ダン・シモンズ Illium ・ロバート・J・ソウヤー Humans ・ロバート・J・ソウヤー Hybrids ・コリイ・ドクトロウ D…

特集解説

昨日発売のSFマガジン3月号「英米SF受賞作特集」の特集解説をしています。

そういえば

ヴァーナー・ヴィンジは退官して名誉教授になったのね。

日々の生活

なにげに修羅場で寝不足。本業もさっさか仕事を片付けていかないと再来週とかたいへんなことになりそう……

購入本

帰省中に届いた本とか、近所の書店で買った本とか 森岡浩之『星界の戦旗IV 軋む時空』(ハヤカワ文庫JA) 大石まさる『ピピンとピント☆』1(少年画報社) 水上悟志『げこげこ』(少年画報社) 『漫画 川口浩探検隊』Vol.1(日本文芸社) 星界の戦旗〈4〉軋む時空 (ハ…

チャイナ・ミエヴィル 'Tis the Season

チャイナ・ミエヴィルの新作短篇。ライセンスを買わずには何もできなくなった超資本主義社会を舞台に、クリスマスの夜*1、クリスマス自由化主義者のデモに巻き込まれたノンポリの主人公を描く作品。マックス・バリーの『ジェニファー・ガバメント』と同系統…

桜庭一樹『推定少女』

さっそく読んだ。 こちらも重めの青春小説なのだが、ストーリー運びがライトノベル寄りな分だけ、世界内のリアリティが低くてずっしりと重い主題を支え切れていないところが見える。それだけ『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』より評価が落ちる。SFM考課表採…